最短のキャリアパスを考える

看護師から養護教諭のキャリアパスでは、2通りのルートが考えられます。1つ目は、養護教諭の免許取得が可能な看護系大学に進学することです。看護師資格と養護教諭1種免許が取得できる看護系大学は、国公立大学で25校、私立大学で59校となっています。このように、大学の選択肢は多いので、自分の学力に合わせて大学を選ぶことができます。もし、看護師になるか養護教諭になるか迷っているようであれば、両方の資格と免許が取得できる大学を選ぶと効率的です。また、看護師の資格があれば就職浪人の心配がないため、看護師として働きながら採用試験の受験をすることができるのもメリットといえます。確かに働きながら採用試験の準備をすることは大変ですが、実際のところ養護教諭の採用試験の受験者の半数以上が既卒者となっているため、それほど珍しいことではないです。
2つ目のルートは、看護師の資格を取得してから養護教諭の免許を取得する方法です。これは、看護師からの転職を目指す人に多いキャリアパスであり、最短1年で養護教諭1種免許状が取得可能です。ただし、国が指定する養成施設に1年通所して資格を取得しなければなりません。場所も限られているので、通所するために看護師の仕事を辞めなければならなくなります。しかし、実際のところ看護師からの転職組は多く、採用されたときには看護師の経験を生かして働くことができるのが養護教諭になる最大のメリットといえるでしょう。
養護教諭へキャリアチェンジをするには、転職エージェントを活用する方法もおすすめです。まず方向性をしっかりと定めたいという方は、養護教諭に関する参考サイトを活用しましょう。